「韓国政府が、脱北者の表現の自由を奪うというのは、あまりに不思議なので、僕は考え込んでしまいました。」

「理由は、分かったのですか」と町会長。

「3カ月ほど考えて、やっと分かりました。日本人の感覚から言うと信じられないことなのですが、韓国では、大統領がノーベル平和賞を取るということが政治目標になるのです。」

「韓国人は大統領がノーベル平和賞を取ることを求めているということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。2018年に、ドナルド・トランプ元米大統領が、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談をシンガポールで開催したとき、韓国ではノーベル平和賞をトランプ大統領に取られてしまうということで、大騒ぎになっています。」

「それは、驚きですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。日本では、佐藤栄作元総理大臣がノーベル平和賞を受賞していますが、当時、日本の首相がノーベル平和賞を受賞することに強い違和感を覚えた記憶があります。」

「考えてみれば、総理大臣がノーベル平和賞を受賞することを望んでいる日本人はいませんよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。日本では、そんなことが政治目標になるはずがありません。」

「しかし、韓国では、文在寅大統領がノーベル平和賞を受賞することを、国民が望んでいるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。2018年3月19日の韓国のニュースに、『大韓弁護士協会や大韓司法書士協会など120余りの団体からなる「ノーベル平和賞推進委員会」の発起人による集会が開かれて、文在寅大統領をノーベル平和賞に推薦するための委員会が近く発足する』と書かれています。」

「なるほど。韓国では、大統領がノーベル平和賞を受賞するということが政治目標になるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「韓国政府が、北朝鮮の金正恩氏の圧力に屈して、脱北者の表現の自由を奪ったのは、ノーベル平和賞が欲しいので、金正恩氏の機嫌を損ねたくないということなのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「なぜ、韓国人は、文在寅大統領にノーベル平和賞を取らせたいのでしょうか」と町会長。

「韓国人は、日本人に対して、底知れぬ劣等感を持っているためだと推定しています。」

「『底知れぬ劣等感』と言いますと?」と町会長。

「実は、ノーベル賞を受賞した日本人は30人近くいますが、ノーベル賞を受賞した韓国人は1人しかいないのです。」

「なるほど」と町会長。

「それも、受賞したのは科学者ではなく、2000年に『平和賞』を受賞した金大中大統領です。」

「ノーベル賞を受賞できないために、韓国人は、日本人に対して底知れぬ劣等感を持っているということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。科学の分野ではノーベル賞受賞は難しいかも知れないが、ノーベル平和賞を2つ取れば、『平和賞』では日本に勝てるということだと推定しています。」

2021/3/18

<筆者の一言>
3月になっても、ウリ坊が現れた気配がないので、タイトルからイノシシ関係のものを削除しました。200ルーメンを超えるセンサー付きソーラーライトがどこまで効果があるのか関心を持っている読者がいると思うので、もし、現れるようなことがあったら、『続イノシシ後記』とでもして、イノシシの情報はお伝えするつもりです。

<水道後記10>
どう頭をひねっても、水道の修理は、茶室と卓球場へ行く水道管を切り離して、母屋と元栓をポリエチレン2層管で継ぐ方法しか思いつかなかった。

キッチンの床下の配管は分かっていた。2年半ほど前に、『キッチンの床下の配管がどうなっているのか確認する必要がある』と思ったことがあった。しかし、キッチンの床下に入る穴はなかった。出入りの1級建築士に電話をしたら、『床下を見るには、床下点検口を作るしかない』と言った。『自分では作れないが、大工は上手に作る』とも言った。

しかし、どこにいくつ作らなければならないか分からないこともあって、自分で試しに1つ作ってみるしかないと決意した。<続く>

2024/3/6